セミナーや研修の最中に 受講者の方に質問することがあります。
「緊張すると・・・」
・早口になる方!
・声が小さくなる方!
・声が震える方!
・頭が真っ白になる方!」
それぞれに該当する方には
手を挙げていただきます。
どの項目にも
手が挙がります。
なぜそうなるのか。
ちゃんと理由があります。
理由がわかれば、
解決策が見えてきます。
中でも一番多く手が挙がるのは・・・
「早口になる」の項目ですので
「緊張すると なぜ早口になるのか」
について
書いてみたいと思います。
私たちは、
自分の中にリズムをもっています。
メンタルリズムと
身体のリズムの
2つです。
話すスピードは
このリズムに
支配されているところがあります。
まずはメンタルリズムを取り上げます。
突然ですが、
あなたの利き手は左右、
どちらでしょうか。
利き手の人差し指を出してください。
はい、出してくださいましたね^^
では、
その人差し指で
机の上をトントントンと
たたいてください。
自分の思うリズムで、
自然に。
とめずに。
トントントントン。
はい、それが、
あなたの持っている
ココロのリズム、
メンタルリズムの速さです。
では、
そのままトントンしながら、
想像してください。
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仕事のお昼休憩、
外に出て、
イタリアンのお店に入りました。
パスタを注文。
・・・・
なかなか料理が出てこない。
あ・・・
自分よりも後に店に入ってきた人に
料理がどんどん運ばれている。
ハッと腕時計を見ると、
お昼休憩があと10分で
終わってしまう・・・・!!
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さて、
人差し指のリズムの速さは
どうなりましたか、
変化しましたか?
では、トントンしながら、
今度はこちらを
想像してください。
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ようやくとれた長期休暇。
南の島にやってきました。
ホテルのバルコニーからは
青い美しい海が見えます。
「わぁ~~~~」
大きく伸びをした、あなた。
さあ、
このバルコニーの
ソファに座って
ずっと読みたかった
本を読みましょう。
頬を撫でる風は、
やさしくて心地いい。
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今度の指の速さは
どうでしょうか。
お料理が出てこないときは
指のリズムが速くなり、
海が見えるバルコニーでは
遅くなりますね。
状況によって
ココロが切り替わり、
それが速さに反映される。
状況によって
速さが変わり、
それがココロに反映される、
とも言えます。
言いかえると、
ストレスがかかると、
早くなる。
リラックスすると、
遅くなる。
人前で話すという行為は
多くの場合、
緊張状態になるもの。
つまりは、
プレッシャーを感じ、
ストレスを
うけている状態だから、
メンタルリズムが
早くなるのです。
リズムは
音楽に例えると
ドラム。
声を出し、話すというのは
旋律。
話す速さはリズムに
左右されます。
長くなりますので
つづきは、次回に^^☆
話すスピードをコントロールしたい方は
コチラから