声と話し方でコミュニケーション能力を高める
感動ヴォイスクリエイター村松由美子です。
今日のテーマは、
「プレゼンの構成例と効果的な話し方は?」です。
「伝えたいことが伝わらないんです」
こうおっしゃる方が
すご〜く多いです。
想いはあるんだけれど
話しても話しても思うように伝わらない。
そんな状態なんだけれど
「人前でプレゼンしないといけなくなった・・・」
という方が
セミナーや講座には
たくさんお越しくださいます。
じっくりとお悩みを聴いていると
どうも
プレゼンの構成の仕方をご存知ない方が
ほとんどかな
というのが感想です。
聴き手の方に
効果的に理解していただくための
文章構成法
というものがあるのですね。
今日は
プレゼン内容の流れを作るための
3つの構成法についてお伝えしますね。
PREP法(プレップ法)
代表的な論理的な話し方が
このPREPです。
文章が4つに分かれます。
・・・・・・・
Point
Reason
Example
Point
・・・・・・・
それぞれの頭文字の
アルファベットを合わせて
PREPなのですね。
別名を
結論先だし法と言います。
4つの構成を日本語で表現すると
・・・・・・・
結論
理由
具体例・事例
結論
・・・・・・・
まずは結論を先に話す。
だから
結論先だし法。
聴き手は
はじめの結論に従って
そのあとの話を聞くので
理解が促進されます。
PREP法の例①
<P>
本日はわかりやすい話し方の
プレップ法についてお伝えいたします。
<R>
現代は様々な場面において
完結明瞭に伝える力というものが
より求められるようになりました。
そのためには
まずプレップ法を
マスターする必要があるからです。
<E>
プレップ法は代表的な論理的な話し方で
端的に効果的に
聴き手に伝えたいことを伝えられる
利点があります。
現代人の多くは忙しく
膨大な量の情報を処理して生活しています。
そんな中
だらだらと長く
何を言っているのかわからない話に
付き合っていることができないのですね。
<P>
というわけで
本日はプレゼン時の内容構成法のひとつ
プレップ法についてお伝えいたします。
・・・・・・・
いかがでしょうか。
効果的に
理解いただけましたでしょうか(笑)
話す内容のネタは何でも構いませんので
まずはこの構成で話す練習を
繰り返していただくと
自然と話す流れが身についていきます。
私は以前
毎日仕事に出かける前にひとつ
身の回りにあるものについて
プレップで話して家をでる
ということを続けていました。
例えばこんな感じです。
PREP法の例②
<P>
私はヴォルビックの水が好きです。
<R>
というのも
程よいまろやかさが
私の舌に合っているからです。
<E>
ですが昨日、
たまには違う水も飲んでみようと思って
エビアンを買いました。
飲んでみたところ・・・
なんだか舌触りが硬いですね〜。
ペットボトル1本飲みきれなくて
残してしまいました。
<P>
というわけで
やっぱり私はボルヴィックの水が好きです。
・・・・・・・
続けていると
スラスラスラと効果的に
この構成で話せるようになっていきます。
ホールパート法
続いてご紹介するのは
ホールパート法です。
これは
情報をまとめて話していく構成法です。
・・・・・・・
WHOLE(ホール:全体)
PART(パート:部分・詳細)
WHOLE(ホール:全体)
・・・・・・・
まずは話の全体像の提示をしてから
詳細な話に移り
そして最後に
また全体像に触れてまとめます。
ホールパート法の例
<WHOLE>
私は旅行が趣味ですが
今年行こうと思っている場所が
3つあります。
京都、沖縄、そしてハワイです。
<PART>
まずひとつ目の京都。
私は京都出身ですので
京都を愛しています(笑)
ゆったりとした雰囲気を堪能したくて
毎年 京都には帰っています。
次に、沖縄。
私は寒いのが苦手なんです!
ということで
寒くなった時期には
沖縄に行って少しでも暑い太陽のもとで
過ごしたいと思っています。
そして最後にハワイ。
私の周りにはハワイ好きが多くて
よく友人からハワイの良さを
延々と聞かされます(笑)
実は私はまだ
ハワイに行ったことがないんですね。
ぜひとも今年は
ものすごくいいらしいハワイを
堪能しに行きたいと思っています。
<WHOLE>
ということで
今年はこの3つの場所に
旅行に行こうと思っています。
今からワクワクしています!
・・・・・・・
「分かる」の語源は「分ける」
情報を分けて話すと
聴き手には効果的に
理解していただきやすくなります。
時系列法
さて 今度は時系列法。
時間の流れに沿って話す
プレゼンの構成法です。
そんなに考えなくても
時系列で話している!
という方は多いかもしれませんね。
時系列法の例
先日の京都観光では
私はこの順番で
街中を堪能しました。
駅に着いた足で
ロッカーにスーツケースを入れて
まずは
三十三間堂に立ち寄りました。
本堂に入ると
黄金に輝く1001体もの千手観音観さまが!
噂には聞いていましたが
本当に圧巻で感動しました。
次に
お約束の八坂神社へ。
今年はさらに豊かな年になるよう
お参りしました。
最後に
友達から勧められた
文化博物館へ。
京都の歴史を感じる
着物などのたくさんの文化財を見て
その美しさに心も洗われました。
そしてロッカーから
スーツケースを取り出して
ホテルへの向かいました。
・・・・・・・
何だか旅行ネタが続きますが(笑)
まずは 次に 最後に。
時間の流れに沿って伝えています。
物語性があると
その内容は効果的に
人の記憶に残りやすいと言われます。
子供の頃に読んだ童話
見たアニメを
今でも覚えているという人は
多いと思います。
物語になっていると
やはり記憶に残りやすいのですね。
プレゼンをするときに
伝えたいことが
なかなか伝わらない!
と思っている方は
ぜひご紹介した例を参考にして
内容を組み立てて
話し方を工夫してくださいね。
伝え方は
練習次第で必ず上達するもの。
「あの人の話し方
すごく素敵だよね」
そう聴き手に言ってもらえるように
積み重ねていってくださいね!
というわけで今日は
「プレゼンの構成例と効果的な話し方は?」
というテーマでお伝えしました。